後悔しない
　
　　やる気を維持するにあたって、「後悔しない」ことは鉄則と言っていいほどです。なぜなら時間は後戻りすることができないからです。
　例えばひさしぶりの休日、今日こそたまっていたあれ（掃除でも、洗濯でも、買い物でも）をやってしまおう。そう思って一日を始めたものの、何となくやる気が出ずごろごろとテレビを見て休日が終わってしまった、こんな状況を思い浮かべてみましょう。
　この時にあなたができる生産的なことはなんでしょうか。間違っても後悔することではないはずです。後悔したところで、過ぎ去ってしまった休日は戻ってこない。それどころか、くよくよ後悔して頭の中で堂々巡りをすることで、わずかに残っている休日の夜もつぶしてしまうかもしれません。
　まじめな人は後悔がダメなのだったら、反省をして次に生かせばいいじゃないかと思うかもしれません。しかしながら、たとえ反省をしてもう少し充実した休日の過ごし方を、と考えてもそれが実行できるのは次の休日なのです。次の休日には前にした反省も忘れられていることもしばしばです。
　後悔にせよ、反省にせよ、考えているうちに浮かんでくることは、だいたい自分のダメさ加減であり、それは自分をさらに落ち込ませる引き金となって悪循環的にやる気を失わせていってしまうものです。
　ここでもやってほしいことは「行動」です。NIKEのCMで出てくるjust do it !です。何でもいい。残された時間もしくはこれからの時間を後悔や反省など考えることに使うのではなく、これからやれることに使うのです。それは極端に言えば明日から動くために身体を休める睡眠という行動でもいいのです。
　避けるべきは後悔によってやる気を失う悪循環に陥らないこと。これが大鉄則なのです。

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