外野の声に耳を貸すな

これを書いているのは３月５日の午前１１時です。日本時間今日の夜１０時から，サッカーU２３日本代表（オリンピック代表）が対UAE戦を行ないます。現在，１勝１分の日本は今日の試合に負けるとオリンピック出場の可能性はほぼなくなります。

U23代表と代表を率いる山本監督の評価は今のところ分かれているようです。U２３代表は谷間の世代と言われながらも，闘莉王や平山など新しい才能を得て強くなっていたとも言われますし，山本監督にしてもトルシエやジーコの良いところを取り入れたバランスのある監督とも言われます。しかしながら，しょせん人の評価など当てになりません。それがたとえどんなサッカーの権威の言葉であったとしてもです。結局，どんな評価がされていたとしたとしても，今日の試合で負けてしまえば，「やっぱり谷間世代は谷間世代だな」「やっぱり山本監督では役不足だったんだ，もっと権威のある外国人監督を連れてこなきゃ」ということになりますし，もし大勝でもすれば，「U23はA代表より強い」「山本監督は名監督だ」ということになるのです。たとえどんなに権威のあるサッカー解説者でもその基本的な論調は変わらないでしょう。

このように考えると，人の評価に惑わされるということがどれだけバカらしいことかがわかると思います。周囲の声はたとえどんな権威のある人の評価だとしても，しょせんその場に参加できない無責任な人たちがあげるたわごとなのです。そんな無責任な周囲の声に惑わされて力を発揮できなくなることなどバカらしいことです。誰にも惑わされず，たとえ負けても胸を張って自分のやったことを誇る気持ちを持ってください。そうすれば自分の力を１００％発揮することが可能になるはずです。

もし日本が負けて，それでも山本監督のしていることは間違っていなかったという評価をするサッカー解説者がいたとしたら，そのときには脱帽します。

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